うぴぽこ

ぶどう膜炎のある うぴこのぽこてぃな日々の雑記

眼の中の水をとって検査する眼房水検査*ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)

眼房水検査

眼の中の水を少し抜いて検査するというものがあります。

眼房水検査と呼ばれていたりします。

これは保険のきかない先進医療にあたるもので、先進医療技術名は

ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)

というそうです。

うーん。難治性の判断ってなんでしょう?迅速ってなんでしょう?

素人にはいまいち分かりにくい名前ですね。

ただ、検査を受ける大学によっては、研究検査に協力という位置付けになり涙液や結膜などの組織の採取もあわせた研究となっていたりするようなので、名称が違うことがあります。また、検査データや眼組織は研究用に何年か保管されますので、検査前にしっかりと説明を受け、署名を必要とすることになると思います。

1回目に受けた病院では、説明も署名も支払いもなかったですが、どうなんでしょうね? 振り返って考えるとちょっと不安ですね。この病院は、こういう不安が積もってしまった為、後に転院することになってしましましたが。

 

適応と検査内容

ウィルス感染、特にヘルペス系の感染が疑われる場合や網膜に壊死病巣を有する場合に適応となることが多いようですが、ヘルペスしか見ないというわけではなさそうです。病原微生物や腫瘍細胞、起炎物質の検査、細菌培養、組織細胞診なども同時に検査してくれるので、病気の適切な治療が期待できるようですね。

抜いた眼房水は検査に回されますが、検査自体を院内で行える病院もあれば、他の病院に検査を依頼する場合もあります。

この検査自体を委託せず自ら行なっている病院は、東京都内に3院と多く、合わせて全国で13院あるようです。なんだか少ないような気もします。

詳しくは「PCR法 眼房水検査」などで検索すると色々出てくると思います。

 

 

検査の流れ

大まかな流れはこんな感じです。

 

ベットに寝たり、専用の椅子に座る。

キャップ被るなどして髪が目に触れないようにする。

 ↓

眼に表面麻酔の点眼。キシロカインとか

私はキシロカインが全くしみないので、ここで毎回揉める(笑)

 ↓

麻酔が効いてきたら、消毒。イソジンとか

 ↓

先生によっては眼球固定する道具をつける場合も。

準備ができたら眼球に注射器刺して願望水を抜きます、0.1ml程度

 ↓

軟膏入れて、眼帯

 

おしまい。

 

 

眼房水抜いた後、ステロイドの軟膏を入れ眼帯する病院もあれば、眼注(眼に注射)の時のようになにもせず帰らされる病院もありました。どちらがいいのかわかりませんが、検査後のステロイド軟膏は、かなり痛く辛いです。痛みを説明するのは難しいですが、ヒリヒリする感じというか・・・奥の方までしみるっていう表現が近いような気がします。涙途切れませんでした。ステロイド軟膏の痛みは耐え難かったですが、お薬入れて眼帯なので、手で眼に触る心配もなく安心感は非常に大きかったです。

 

大事をとってか、検査当日は眼に水が触れないようお風呂禁止でした。

洗顔などは翌日からOKです。

 

結果と病名と治療

私の場合、1回目は何も出ませんでした。しかし、2回目の今回の検査では、サイトメガロウィルスが検出されてしまったのでした。1回目から2回目までの期間はおよそ5年くらいです。この5年の間に感染してしまったということなりそうですが、これといって心当たりはないんです。先生に心当たりがないという話をすると、日和見感染のようなものだから、わからないし気にしなくていいと言われました。

サイトメガロウィルスは癌などで免疫機能が弱ってる方がかかるようなので、私の場合は免疫抑制剤ステロイドの影響ってことになりそうです。弱ってる自覚がないだけにショックでした。本当、目に見えない免疫とウィルスや細菌って怖いですね。

 

あえて病名をつけるなら

サイトメガロウィルス光彩炎・角膜炎となりそうです。

 

サイトメガロウィルスが検出されたので、このウィルス用の内服と点眼をすることになりました。